カードダス
物心ついた頃から収集癖があったので、一番長く付き合っている趣味は「コレクション」という事になる。
今までの人生でいろいろなモノを集めて来たが、最初に集めたという記憶があるのはカードダスだろうか。
私が子供のころ、カードダスはまだ1回20円であった。
10円玉を2枚、機械に入れてハンドルを回すとカードが1枚出てくる。
カード出口にちょこんと顔を出す程度なので、
その後は自らの手で引っ張り出してあげる必要がある。
時々、出が悪い機械があって、子供ながら必死にカードを引き出した覚えがある。
母親の買い物について行った時にせびって買って貰う程度なので、
コンプリートなど夢のまた夢であった。
小学生高学年か、中学くらいの頃にカードダスで遊戯王のカードが発売された。
これは現在も続いているOCGとは別のシリーズで、バンダイからの発売である。
その頃には1回100円で5枚出るようになっており、
私はそのカードを束ねるための白い帯すら集めていた記憶がある。
(今となっては理由がよくわからないが)
遊戯王の漫画やアニメが好きだったので、
そのようなプレイ感を期待して集めていたが、
友人の中に収集者がいなかったのでゲームとしてプレイした記憶は無い。
というわけで一人でコツコツと収集していたが、
あと数枚というところで収集を断念せざるを得なかった。
その当時はお店に置かなくなってしまったら入手不可能であったためだ。
ちなみに、よく購入していたお店は地元のハローマックであるが、
今はあの特徴的な屋根を残して別のお店になってしまった。
それから20年程たった現在、ネットオークションなどを駆使して、
通常販売の「バンダイ版遊戯王カードダスコンプリート」の夢を叶える事となったが、
カードダスマシンから「ブルーアイズホワイトドラゴン」を引いた時のトキメキを超える感動は得られなかった。