テトリス

私が初めてテトリスというゲームをプレイしたのは、

小学校高学年の頃。

PC98でテトリス(のような?)ゲームをプレイしたのが最初である。

 

テトリスというゲームは落ちもの系のアクションパズルゲームである。

4つの正方形ブロックがランダムに連なって出現する。

それらは時間経過とともに落下していくので、方向キーを使って落としたい場所を決める。

下に落ちてしまうと、その場所で固定されて、また次のブロックが上部に出現。

落としたブロックが1列をきれいに埋めるとその列は消えて、間を詰める。

ブロックを消したり早く落としたりするとスコアが加算されるが、

時間経過によりブロックの落下速度が速くなっていくので、ミスしやすくなる。

最終的に高いスコア取ったらすごい、みたいなゲームである。

(そもそも私は何故、有名なゲームのシステムを文章だけで伝えようとしているのか、

何かの呪いかな?)

私がPC98でやっていたテトリス(のようなもの?)は対戦が可能であった。

2P対戦ができるので、家族とよく競ったものである。

 

それからしばらくして、小型の携帯ゲーム機が流行った時期があった。

たまごっち前後だったと思うが、5cm四方ほどの小型の携帯機で、

ただただひたすらにテトリスが遊べるだけの代物である。

現代であれば、出先での暇つぶしと言えばスマホがあるが、

その当時はまだ携帯電話も普及しておらず(すくなくとも小学生が持つようなものではなかった)、キーホルダーサイズのゲーム機や本などのおもちゃが複数発売されていた。

今思えば、そこまでしてテトリスをやり続けて何が楽しいのか、と問いたいほどだが私はそれにハマっていたのである。(しかもそんなに上手くない)

 

ちなみに、どのくらいハマっていたのかと言うと、

専門学校時代、私は授業中の暇時間(パワーワード)にVBでゲームを作るのが好きだったのだが、最初に作ったのがテトリスであった。

かなりこだわりをもって、できるだけ最小のコード行数での実装を目指していたのだが、

この最小コード数のはなし、一部の界隈ではそれなりに盛っているらしく、

条件さえそろえば、7行での実装も可能らしい。

PC98シリーズ

最近ではあまり「趣味はパソコンです!」などと言うことがなくなった。

そもそも情報端末の進化によって、主流はスマホタブレットへ移行しているようだし。

とはいえ、25年以上前からパソコンを趣味としていた私としては、

パソコンとはただの情報端末を示す言葉では無い。

 

それはたぶん小学校高学年になるくらいの頃だった。

私の父親はその頃では珍しくパソコンを所持していた。

後に一家に一台という時代が来るが、当時は値段も高く大人のホビーというような位置づけであったと認識している。(もちろん仕事で使う人もいただろうけど)

そんな父親がPCを買い替えるという事で、お古を貰ったのが私の最初のパソコンであった。

NECのPC98シリーズで5インチのフロッピーディスクドライブがついていた。

それ以外の外部記憶装置は特についていなかったが、SCSIボードを積んでいて、

後に240Mくらいの容量のHDDや、3.5インチのFDDを付けてもらった記憶がある。

冒頭に趣味はパソコン、と書いたが学校の夏休みの自由研究でPC98を分解した人は少ないのでは無いかと思う。(分解とか今考えると意味わからんし)

 

その頃の私のパソコンの用途はほとんどがゲームであったが、

世の中的にはパソコン通信というものもあり、今のインターネットと似たような使い方も出来たようだ。

ただ、そこまで普及しているというものでもなかったためか、

この頃のパソコン雑誌はフリーソフト集みたいな付録がよく付いていた。

そういう付録でついてくるフリーのゲームに明け暮れていた訳である。

 

特に記憶に残っているのは、SuperDepthというシューティングゲーム

ステージは水中から宇宙まで変化していくが、

場所によって自機の操作性や攻撃方法が変わる。

私は水上の船から空を飛ぶ飛行機を落とすステージが気に入っていた。

Windowsが発売し、普及してしばらくしてからWinDepthという続編を見つけたが、

SuperDepthの最初のステージをアクションパズルにしたようなゲーム性に変化していた。

面白かったけど。

 

あとは、なっぷるしてぃ2。

クイズ…脱衣ゲームですかね?

小学生というのはエロに憧れているものなのです。

憧れすぎてゲームのスクリプトを自力で編集したのは良い思い出。

最近では小学生の必修科目にプログラミングが追加されるらしいが、

動機さえあれば、自力でも最初の一歩は踏み出せます。

大人になってからふと思い出してこのゲームをググった際に、

当時同じようなことをしていた人が一定数いたことを知って少し嬉しかったです。

 

それからフリーソフトではないが、

イース3も結構な時間プレイしていた記憶がある。

私にとって最初のイースがこれであったので、

横スクロールアクションでないイースが存在することを知った時には驚愕したものである。

 

その後、DOS/Vブームにより、ホビー向けのパソコンはAT互換機へとシフトしていくが、

私はPC9821シリーズでパソコンライフを楽しんでいた。

とある掲示板に住んでいた頃には「PC98でやってる」と言うと信じられないと言われる事も多かった。

 

私が高校を卒業するころにはPC98シリーズは生産が終了してしまったらしい。

どうりで、その後購入するパソコンにはSTOPキーはついていなかった。

マジック:ザ・ギャザリング

現在でも続いている私の趣味といえば、

音楽とMTGマジック:ザ・ギャザリング)の二つになる。

 

MTGとは世界で最初のトレーディングカードゲームと言われているカードゲームである。

私がこのゲームを始めたのは今から20年程前、

インベイジョンというエキスパンションの発売直後だったと思う。

MTGを始める前、既に遊戯王OCGをやっていたのだが、

高校に入学したことによる人間関係の変化によって、

周りにMTGプレーヤーが増えた事が、始めるきっかけとなった。

高校に入ってから仲良くなった部活の仲間たちに安価なカードで構成されたデッキを貰うところから、私のMTG道は始まった。

 

最初は緑単でゲームルールを覚え、慣れて来た頃に青単で妨害の楽しさを知った。

緑単とは緑単色の略で、MTGの5色あるマナのうち緑のみに特化したデッキである。

マナとはMTGにおいて、カードをプレイしたり、能力を起動するために払うエネルギーのような概念で、毎ターン1枚ずつフィールドに出すことができる土地カードから出すことが出来る。

土地から出したマナはマナプールに蓄えられ、それを消費してゲームを展開させていくのだが、このマナはターン(正確にはフェイズ)を超えて保管することが出来ない。

そのルールによって、土地によってマナ基盤を伸ばし、それらを消費して自分の場を展開し、勝利条件を満たした方がゲームの勝者となる。

 

遊戯王トレーディングカードゲームに触れていた私からすると、

この土地とマナによるゲーム展開がとても新しく感じられた。

マナさえ払うことが出来ればどんなカードでも使えるので、

5色全てのカードを入れたデッキも成立しうるが、土地によって出せるマナが制限されるので、工夫をしないと相手の展開についていけない。

ならば、という事で単色にした場合では土地は安定するが、

各色にある特性の制限を受けるので、相性の悪い色が相手だと一方的なゲームになったりする。

これらのバランスがとてもすばらしく、また私が始める少し前のルール改訂で設定されたスタックの概念が、ゲームの分かりやすさと戦略性を向上させていた。

 

そんなわけで見事にハマってしまった私は、学校での暇時間や、

通学途中にMTGをプレイしまくっていた。

MTGの名言に「通学カバンに赤単は絶えない」という言葉があるが、

赤単は安価で決着が早く着くデッキであったため人気があり、

暇時間が短い時用に私も常に持ち歩いていた。

 

またその当時、ゲームぎゃざというMTGに特化した雑誌もあり、

毎月表紙に描かれていた可愛いイラストのキャラクター、

ぎゃざガールの存在もまた、MTG人気を支えていたと思う。

これもやはり「もう緑単とかおいといて、ぎゃざガール俺の嫁」という名言が生まれるほどである。

 

ちなみに以上に挙げた名言は、

ニコニコ動画に上げられていたMTG替え歌の歌詞から引用したものであるが、

それはまた別の話。

ドラゴンクエスト

最近ドラクエウォークというスマホゲームをよくやっている。

なぜやってるかと言えば、それはつまりドラクエが好きだからという話になる。

 

私がドラゴンクエストと出会ったのは、よく遊びに行っていた友達の家でのことで、

スーファミ版のドラゴンクエストⅠ・Ⅱ(リメイク)であった。

時代的にはドラクエⅤくらいまで出ているはずなので、

これが目新しく特別面白いものではなかったと思うのだが、

はじめての本格的なRPGであった。

レベルアップによる育成や、謎解き的フラグによるストーリーの展開要素など、

アクションを苦手としていた私に「このゲームはクリアできる!」と思わせた。

 

実際に自分の所有物として手にしたのは、

ドラクエⅥが発売したクリスマスのことだったと思う。

雑誌で情報が解禁される度にワクワクしながらついに購入日を迎えたが、

私の家では夜9時を過ぎたらゲームをやってはいけないルールだったので、

購入した当日はゲームプレイ出来ず、寝るまで取説を熱心に読んでいた。

 

この頃の家庭あるあるだと思うが、ゲームは1日1時間までというルールもあったので、

結構長い期間楽しんでいたと記憶している(その間に一回セーブデータが消えた)

1日1時間のプレイ制限によるフラストレーションを緩和する手段として、

私がよくやっていたのは攻略本を読むことである。

まだインターネットが普及する前の時代であり、攻略情報は雑誌や攻略本、

そして口コミで伝わるものが殆どであった。

また武器や防具のイラストも攻略本くらいでしか示されておらず、

「ドラゴンキラーって見た目はあんまり強そうじゃないな、刀身短いし」

とか思いながらゲームに描かれきれない作品のフレーバーを楽しんでいたように思う。

 

ドット絵でないキャラクターのイラストも、パッケージか取説くらいにしか描かれていなかったので、こちらもゲームをより楽しく遊ぶ助けとなった。

攻略本に書いてある挿絵などから、寡黙な主人公の性格を想像したりした。

ドラクエはFFに比べると自分のアバター的な要素が多いように感じるが、

それでも子供の頃の私は「自分はそんなに強くないし」と絶妙な冷め具合で、

自分のニックネームを付けた主人公のことを操っていた。

 

そんなこんなで、私の最初のドラゴンクエスト体験はとても有意義なものであった。

その後もドラクエの新作が出る度にプレイし、時に挫折ししながら20年以上ドラクエを楽しんでいる。

ドラクエウォークは明確なエンディングがあるようなゲーム性ではないが、

いつまで挫折せずに続けられるだろうか。

 

漫画:地獄先生ぬ~べ~

私が人生で一番最初に購入した漫画の単行本は、

当時週刊少年ジャンプで連載されていた「地獄先生ぬ~べ~」であった。

 

購入したきっかけは覚えていないが、近所のセブンイレブンで購入した気がする。

まだ小遣いを貰い始める前だったので、親にせびって買って貰った。

 

正確な時系列は覚えていないが、地獄先生ぬ~べ~は学校のクラスでも、

プチブームが起きていたと認識している。

私なんかは学校に毎日提出する日記の表紙に「鬼の手」を模写していた。

今考えればちょっとした黒歴史かもしれない。

プチブームの方向性も微妙にずれていて、

私とクラスのとある友人の間では、どちらが作中に出てくるお経を覚えられるかという対決をしていた。

しかも相手は女の子であった。(一方的に覚えた自慢をしていた?)

そんなプチブーム漫画、私はこの作品の何が好きだったかといえば、

ちょっとエッチなところだ。

もちろん当時はそんな事を明らかにしていなかった。

何故だか知らないが私が子供の頃には、妖怪とか学校の怪談とかそういう類の漫画なんかがそれなりの売れ行きを誇っていた。

もちろん私はぬ~べ~しか読んでいなかった。

 

この単行本購入を皮切りに週刊少年ジャンプも購読を始めたような記憶がある。

現在でもコミックス派、週刊派などの派閥が存在するが、

ようは早く新しい話が読みたかったのである。

この頃のジャンプはほぼ黄金期でドラゴンボールスラムダンクるろうに剣心などが連載されており、今考えても非常にお得な雑誌であった。

値段も180円くらいだったと記憶している。(号によって値段が違う)

 

そんな地獄先生ぬ~べ~だが、アニメ化もされている。

謎の中毒性を持つオープニングテーマや、当時人気絶頂であったB'zのエンディングテーマなど、それなりに人気があったように記憶しているが、

アニメで一番びっくりしたのはお経が変わっていたことだ。

ついに漫画で覚えたお経を一緒に唱えられるとテレビの前で正座してみていたが、

漫画と違う内容だったので、少しがっかりした。(同じ体験をした方はいらっしゃらないかな・・・)

変わった理由はよくわからない、大人の事情だろうと思考停止している。

 

そんなこんなで楽しく読んでいたぬ~べ~だが、

どんな漫画にも最終回は来るものである。

子供の頃は「最終回なんて一生来なければよい」と本気で考えていたが、

色々な事情もあるのだろう、終わりが綺麗であればそれで良いではないか。

 

あれから20年程たったと思う。

なんと現在も続編を継続中である。

さすがにタイトルや掲載雑誌は変更となったが、

あの頃と同じテイストで連載されている。

少しだけ複雑な気持ちだが、今は私の一生が終わる前にさらに面白い最終回が来るといいなと思っている。

 

 

 

ニコニコ動画

趣味:ニコニコ動画、というのは少し表現がおかしい気もするが、

思いついてしまったからしかたがない。

 

最近ニコニコ動画に関する記事をネットで見た。

内容はニコ厨故の過去の失態、いわゆる黒歴史特集であった。

私自身もそれなりのニコ厨であった自負があるが、

あまり黒歴史という印象は持っていなかった。

 

それもそのはず、ニコニコ動画がサービスを開始した2006年当時、

私は既に就職していたのだ。

その当時のニコ厨メイン層と自身の年齢が幾ばくか離れている事に、

最近になって気付いたというわけだ。

(もちろんユーザーや、うp主の中に年上の方が沢山いる事実も認識している)

 

私が当初ニコニコ動画でよく閲覧していたのは、弾いてみた動画であった。

単純に良い演奏が楽しめてラッキーというだけでなく、

いわゆる目コピに使うことが多かったと記憶している。

目コピとは耳コピの目バージョンで、目で見てコピー(演奏をまねる)ことである。

耳だけだとコピー出来ない私は「どうにかしてコピーできないものか!」と四苦八苦していたわけである。

 

そんな感じでROM専として、ニコニコ動画サービスを堪能していた私だったが、

ついに動画アップロードの機会を得る。

それはとあるバンドのコピーバンドコンテスト用に録音した音源である。

本来は音源を事務局に送って終了なのだが、「どうせ録音したし、あげちゃおうぜ☆」という流れでアップすることとなった。

動画として準備したものではなかったので、画像は普段使用している練習スタジオでのメンバー写真を使用した。

田舎なのでどうせわからないだろうと思っていたが、アップロード後のコメントに場所を特定するコメントがあり、驚いたものだ。

 

それからも何本か演奏してみた、歌ってみた系の動画を上げたが、

そもそも再生数向上を狙っているわけでもないので鳴かず飛ばずといった具合だ。

 

そんなこんなで現在では毎週の勇者ああああを見るくらいにしか、

ニコニコ動画へアクセスすることはなくなった。

時々思い出したように自身がアップロードした動画を再生するが、

当時から変わらないコメントが流れ、叩かれ、おだてられ。

これがどうして黒歴史になりえようか。

 

KLON CENTAUR

小さい頃から自他共に認める歌好きの私が、ちゃんと音楽を始めようと思ったのは、

18歳の頃だったと思う。

好きなゲームの曲をバンドで演奏したいとかそんな理由でバンドを始めたのだが、

そこでもやはりコレクターとしての性分が発揮されてしまった。

 

社会人になってからも会社のクラブ活動などでバンド活動を続けていた私。

自分が自由にできるお金を得た事で、機材に対する出費は年々大きくなっていった。

 

そんなある日の事、日課であったヤフオク漁りをしていると、

とあるエフェクターが安く出品されている事に気づいた。

それは「KLON CENTAUR GOLD LONG TAILS」である。

 

KLONはメーカー、CENTAURは日本語で言うところのケンタウルス、このエフェクターの名前である。

GOLDは金色を示していて、ケンタウルスは金と銀の2種類がある。

最後のLONG TAILSは筐体に書かれているケンタウルスの絵の種類を示していて、

尻尾が長い事からこう呼ばれている。作製されたタイミングによっていくつかのパターンを持っている。

 

このエフェクター、ギターを弾く人間の間ではそれなりの知名度を持っており、

とても良い音を出す機材だが、希少であるため高額で取引をされている。

私が好きなアーティストも使っていた時期があるようで、

そのアーティストのバンドスコアでその存在を知った。

 

そんな物品が安く出品されているのを発見した私は、迷うことなく入札し、

無事落札することとなった。

楽器の音を文章で表現するのは私には難しいので、ここでは割愛する。

このケンタウルスだが、先に記述したように見た目上のバリエーションが多数存在する。

電子回路の構成すらパターンがあるのだが、さらに個体差も大きいと評されている。

 

としたら、集めるしかないわけである。

 

というわけでその最初の1台を皮切りに現在5台を所有している。

そのなかでも一番高額であったのがSILVERのLONG TAILSでFAX ONLYである。

FAX ONLYとは、裏蓋にそのように記述されているためそう呼ばれているのだが、

簡単に言うと初期に近い個体であるという意味である。

ちなみに、ここまでいろいろな呼称が出てきているが、

メーカー名とエフェクター名以外はユーザーの間でのローカルルールと認識している。

 

そんなSILVERのFAX ONLY、ものすごくいい音を出していたのだが、

ある時突然エフェクト音を出さなくなってしまった。

初期タイプは内部の昇圧ICが弱いらしく、故障の事例も多いらしい。

壊れてしまった事はとても残念だが、いつか時間のある時に修理して、

またあの音を出せたらよいと思っている。

電子工作もまた、私の趣味である。

 

なお、最新のTHE EFFECTOR BOOK Vol.48はこのCENTAUR特集なので、

興味がある方は是非。

 

The EFFECTOR BOOK Vol.48 (シンコー・ミュージックMOOK)

The EFFECTOR BOOK Vol.48 (シンコー・ミュージックMOOK)

  • 発売日: 2020/06/15
  • メディア: ムック